治療後の注意点

① 鍼治療当日のお酒は控えましょう!

 鍼をしたその日にお酒を飲むと、鍼の効き目が悪くなったり、悪い部分が悪化します。

② 鍼治療の後はなるべく安静にしましょう!

せっかく鍼をして筋肉が緩んでいる時に、運動をしたり動きまわったりすると再び筋肉が緊張し、効果が出なくなったり鍼後の重だるさが強くなったりします。なるべくご自宅で2~3時間は横になって休まれることをお勧めいたします。

③ 鍼をすると、鍼を抜いた後も2~3日間、筋肉痛のような重だるさが残ることがあります。

症状が重症であればあるほど、鍼後の筋肉痛・重だるさが数日残ることがあります。これは鍼を刺した時に健康な筋肉であれば反応しないのですが、悪い筋肉の場合、鍼を侵害刺激と見なしギュッと筋肉が一時的に収縮します。鍼を置いて20分位すると徐々に筋肉が緩んでいきます。鍼を置いている間に筋肉を締めつけたり緩んだりを繰り返しながら、硬くなっていた筋肉はその緊張を徐々に解いていきほぐれていくのです。 
これにより、血液が滞っていた硬い筋肉に血液が流れ込み、筋肉細胞は栄養され、コリ・痛みの悪循環を断ち切ることが出来るのです。

④ 重症の患者様の場合、鍼治療の後かえって痛みが増したりだるくなることがあります。

よほど危険な打ち方をしないかぎり、鍼で悪くなることはありません。また、北京堂では安全を第一に鍼治療を行うので、危険な場所に危険な打ち方をすることもありません。
 それでも急に痛みを感じるようになったとすれば、それは「鍼ごわり」と呼ばれるものです。「鍼ごわり」とは、重症で麻痺していた部分に血が通いだし、硬くなりすぎていた筋肉が緩んで、その筋肉内で圧迫されすぎていたことにより痛みを伝えなくなっていた神経が復活し、痛みを伝えるようになったことから起こります。
たいていの方は、三日後には楽になり、治療前よりもずっと良くなります。もしその症状がひどい場合には、もう一度鍼をして、痛みを出している神経を締めつけないくらい筋肉をゆるめれば治まります。